感じたこと

声をかけよう

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夜、オフィスを出て浜松町駅に向かっている途中、妻や子どもと電話しながら歩いていたら、駅の真下あたりにいつもタクシーが止まっているあたりで外国人の二人がタクシーの運転手さんに何かを見せて尋ねている様子だった。だいたいこういうシチュエーションでは道を聞いているけど言葉が通じていないというのが世界共通の相場で、しかもテンションの高い国ならばいざ知らず、日本ではごく僅かな運転手さんを除けば、外国人のお客さんを、少なくとも得意にはしていない。

ので、妻との電話を切って、can i help you? ととりあえず声を掛けてみた。ま、当然そこで何語が返ってくるかなんてもちろん分からない。ちなみにこのタイミングまでの間に僕とその外国人との間には数十人の人が通り過ぎている。暗くて見えにくいとはいえ、何台ものタクシーに声をかけても手を振られて断られている様子は少なくともそのうち一部の人には見えているはず。英語のTシャツは着るのに、英語の歌は歌うのにねぇ。

声かけてみたら、ホテルではなくサービスアパートメントを目指していること(ははーん。だからそのマンション名を見せてもどうりで運転手さんたちは分からなかったわけだ)、それが浜松町の駅からは10分ぐらい歩く必要があることが分かった。最初は地図でも書いて渡そうかと思ったけど、ちょうどその直前に会社の中で健康診断の結果の見せ合いをしていて、僕の体調をみんなが心配してくれた(そして全員が僕の肝臓と尿酸値に注目していた。年齢の欄も見ていた。29歳だよ。)。帰ってもカフェで仕事するだけだったので、だったらと思って、歩いて連れて行くことにして声をかけた。レッツゴー。

歩きながら二人に話しを聞いてみたら、二人はセネガルの人。二人ではフランス語を話してたけど僕にはきれいな英語。僕からは仕事の話しをしたり、何回日本に来たことがあるんだい、いつまでいるんだい、なんていうだいたい外国の人と最初に会ったときに決まって聞く話しを一通りしてみた。結構湿度が高く、10分も歩いたら僕は汗だく。しかもJRの線路の反対側だったので結構アップダウンがあった。着いたところは普通のマンション。鍵をキーボックスで受け渡しすることで部屋を貸す仕組みのようだ。少し駅からは便の悪いところだけど長期に滞在するならば確かにリーズナブルかもしれない。無事に送り届けて僕は一人、自己満足。それでいい。あのままいても誰かが声かけてくれたかもしれないけど、少なくとも誰かが送り届けなきゃ日本人だってわかりにくい道。iPhoneのナビゲーションがあって僕も行けた。

で、帰りに歩きながら色々と考えた。セネガルだよ、セネガル。ダカール。どれぐらい空港と街が離れているかは知らないけれど、明らかに家を出てからここに来るまでに24時間は絶対にかかってる。24時間かけて着いた時に道が分からなくて困ったら、ま、正直しんどいよね。全く日本人はさ、わざわざ地球の裏側からこのファーーーーーーイーストまで来てくれた人たちに、少しは声かけてあげてくれんもんかね。それが残念だった。いい? 中学生でも分かる英語だよ! 「can i help you?」(もっと表現は色々とあるけれど!)

目黒のカフェにて

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