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台湾総統選をふまえた今後の両岸関係

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本日朝のNHKの「おはよう日本」の中で放送された、明日の台湾総統選に関する日系企業の対応、という取材内容に協力をさせていただきました。

今回の総統選は、支持率の動向から投票行動が概ね予測されているのが現状であるものの、新たな政権発足後、台湾がというよりも中国がどのようなインターネット政策を台湾との間でもつのかについては予測し難い点もあり、台湾のオフィスを取材いただいて現地にて今後の方向性についてお話しを聞いていただきました。

国民党政権下において2本の海底ケーブルが大陸-台湾間(うち一本は厦門と金門ですので目と鼻の先の距離ですが)が直接つながるようになり、また過去記事に書いたように台湾と中国との間のインターネット接続帯域が大幅に増加しているという現状の中、どのような変化があるのかを注目しています。

実務的かつ技術的な観点からいえば、三不通だった時代の通信の状況に戻ることは考えにくいですし、インターネット接続の帯域(ISP間のピアとトランジット)が減ることも現状を踏まえれば考えにくいとみています。ただ、たとえば一部のニュースサイトに対する遮断については今のリストより広がる可能性はあり得るかもしれません。私たちは台湾が中国との接続性がよくコストが安い拠点であるという意味でハブとしての活用を進めてきており、この流れは大きな意味では変わらないと思いますが、少し様子を見る必要があります。

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