クララオンライン 中国

「2割守って8割攻める」

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守るところは守る。とにかく攻める。

年始に会社で話した今年の私の経営姿勢です。2015年は、20周年を2017年に迎えるあたり、これまでの事業の中で持続的な成長を作るために何をすべきかを優先し、7割守って3割攻める、ぐらいの比率でした。今年は8割を攻めの姿勢にします。

ベンチャーとしては攻め続ける姿勢だけでよいのではと思いつつも、長く当社のサービスを使っていただいているお客様のインフラを確実に運用していくためにも、「守り」も必要です。実際、本当に2015年の前半は守って守って守りました。クララオンラインという会社の使命は何であるのかを強く考え、クララオンラインがお預かりしているインフラによってどのぐらいの規模のお客様のビジネスが動いているかを考え、そこから導き出した答えに余計な考えを混ぜずに忠実に判断しました。攻める時間は減らしていましたが、攻めるべき場所を冷静に見極める時間になりました。

ヒントは、伊藤忠商事の岡藤社長が3年前に掲げられていた「稼ぐ・削る・防ぐ」の「か・け・ふ」です。削ることは昨年色々と取り組みました。引き続き削るべきところは削りますが、このうち稼ぐと防ぐ、を私は攻めると守る、と捉えました。

攻める場所は。

攻める場所は2つ。ひとつは「インフラの最適化」という、クラウドインテグレーション領域。それもクロスボーダー。どのお客様と話しても、インフラエンジニアは足りず、しかしその上に乗るサービスやアプリケーションは次々と増え、そして成長しています。「もはやサーバのことなど考えたくない」というのも聞こえてくる本音。その本音をそのまま聞いて、クラウドを選ぶところから、運用から、日々増え続けるセキュリティなどの問題まで、まとめて私たちがお引き受けしますということです。それをクロスボーダーで。アジアとのクロスボーダーにおいては、経験も知見の面についても、負ける気はしません。

もう一つは「中国」。In-OutとOut-Inの両方。氷河期以上に冷え切っていた日中関係は、確実に戻りつつあります。

年末に、取材を受けました。「中国人民元で稼げるIT企業に」(ZDNet Japan)です。ここで取り上げていただいたうち、とくに強く言い続けていることは「中国のインターネットなら、クララオンラインだろう」と言われるよう信頼を獲得するために、「中国のインターネットに関する知見を提供し、顧客の中国進出に協力する」という部分です。

攻めます。

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