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中国で夜にシェアバイクに乗るときにはライトをつけよう

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法律に書いていない

中国の自転車はライトの装着が求められていない。中国の道路交通安全法実施条例では自動車などエンジンが搭載されている車両までの範囲ではライトの装着が義務付けられているが(第58条)、自転車にはこの義務が見当たらない。ないのでメーカーはライトをつけて売らない。シェアバイクがというわけではなく、そもそも自転車全体の話。自転車工場に行って話しを聞いてみると、「中国向けは法律で必要とされていないからつけていない」というごく当たり前の答えが返ってくる(わかって聞いててごめんなさい)。

シェアバイクに目を向ければ、もちろんmobikeやofoなど海外に展開しているシェアバイク企業はその現地の規制にあわせており、mobikeの日本向けや、いつになったら日の目を見るかわからない日本向けofoの車両にもライトがついている。近いところでは香港も台湾も同様。

一方、ライトが必要だという認識はそれなりについている。その証拠に中国国内のライトメーカーブランドも増えてきているし、ECサイトを眺めれば自転車用ライトはたくさん売られている。たとえばFerei(飞锐)Fenixあたりは街で見かけることがある。

暗闇を走るのは本当に怖い

いくら法律でライトが必要ないからとはいえ、暗闇を走るのはかなり怖い。自転車同士や歩行者との衝突がこわいという次元ではなく、突然電動車(電動の原付みたいなものから自転車に近いものまで)が音を立てずに前から後ろから横からやってくるのが中国なので、こちらの危険を避けるためにもフロントもリアもライトは欲しい。リアは特に後ろからの衝突ゴッツン対策。

まぁ、ここまで(シェアバイクに限らず一般の)自転車が出回ったあとに「ライトつけようね」というのを中国ではいまさらできるかーという気もするわけで、こうなったらせめてシェアバイクにだけでもルール化すべきではないか。ライトも売れるからライトメーカーもハッピー、みんなの安全対策にもなってハッピー。

ライトを持っていよう

本当はリアもライトがほしいが、こちらはシェアバイクではリフレクター(反射板)がある。よってせめてフロントはと思うと、もはや自前のライトを持つしかない。

ということで私は中国にいるときにはカバンに自転車用のライトをいれるようにしている。取り外し忘れることもあろうかと、値段は低めのものをチョイスした。

ただ、日本で売っている数千円以内の製品の多くはマウントをつけてからライトを固定するものが多い(こちらでは数十元ぐらいから買える)。いちいちシェアバイクに乗るたびにネジやバンドの固定をし、さらにライトをつけるというのはやや面倒だ。もちろん固定するという意味では安心感があるので常用する自転車ならば当然そのほうがいい。しかし乗るのはシェアバイク。付け外しが簡単でなければならない。

私はこれを選んだ

そこで、(探せばいくらでも近いかたちのライトはあるので珍しくもなんともないが)私はバンド固定式のライトにしている。するっと取り付けられるし、ハンドルバーの太さが自転車によって違えど調整もききやすい。

バンド固定式のライトがいい。

バンド固定式のライトがいい。

取り付けるとこのようなかたちになる。これで十分。ものの5秒で取り付けられる。シェアバイクを安全な移動手段として利用するためにも、中国で自転車に乗る際にはぜひライトを一つ。

mobikeの車両に取り付けたところ。

mobikeの車両に取り付けたところ。

あとは手袋

もう一つ付け加えるとするならば冬の季節、手袋も必須。そもそもこの寒い時期、中国の北のほうでならば自転車に乗るわけではなくとも持ってこられているだろうが、たとえ10分の移動でも気温がマイナスになる地域での自転車移動で手袋なしには無理がある。なのに手袋なしで走っている人がなぜか多い! 指先は大丈夫なのかとこっちが勝手に心配になる。

そして今日、mobikeから手袋が届いた。たくさん乗ってポイントを稼ぎ、それにいくばかのお金を払うと送ってきてくれるポイント交換アイテム。今週からポイント交換レートが悪くなったようですべりこみセーフ。

mobikeの手袋

mobikeの手袋

昨年末に出たときには男性用、女性用ともに一瞬で品切れになりすぐに申し込めなくなったところ、年が明けてから再度申し込みを受け付けはじめ、ようやく手に入れた。

ofoもこういうオフィシャルグッズを作ってくれたら..。

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