恩送りという言葉に出会う

若者力大賞受賞者講演会

昨晩は理事を務めさせていただいている公益財団法人日本ユースリーダー協会で講演会を開催し、そのモデレーターとして参加した。

昨年私がこの協会の事業である「若者力大賞」の実行委員長を務めさせていただいた折、「受賞式でスピーチを聞くだけではその方の深い活動までは知りきれない。もっとお話しを聴ける場を作りたい」とお願いし、その受賞者の方にお話しいただく講演会を初めて開催した。第一回の昨年はパラリンピアンの高桑早生さんに登壇いただき、リオでの挑戦の様子を話された。今回はその二回目。「次世代の子どもたちの未来のために」というテーマを設定した。

ご登壇いただいたのは児童労働問題に取り組んでおられるACEの岩附さん、チャリティーサンタの清輔さん、児童養護施設から出た若者を支援し続けているブリッジフォースマイルの菅原さんの3人。いずれも若者力大賞ユースリーダー支援賞の過去の受賞者の方たち。その方たちの「その後」を知りたくてこの企画に関わらせていただいてきた。

12月は、街にはクリスマスソングが流れ、イルミネーションできれいに彩られる。クリスマスにはプレゼントが贈られ、働くひとにとっては忘年会もあるだろう。一年を振り返るこの季節を楽しむ人たちは多い。ただ、決してクリスマスが、あるいは世間が幸せに包まれるタイミングを、必ずしも同じように楽しむことができない人もいるということを知ってほしい。あえてこのような時期だからこそ未来を担う子供たちのことを考えたい、という機会になった。

恩返しよりも恩送り

お三方から出た言葉のどれもに強く共感したが、ひとつ、本当に強く言葉に残った言葉がある。清輔さんの「恩送り」。この言葉は恥ずかしながら知らなかった。Wikipediaによると「恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。」ということだそうだ。

私は今まで多くの方に期待をしていただき、対してそれ以上に多くの方に迷惑をかけてきたことで、仕事とプライベートの時間のうち一部の時間は社会に使わせていただくことは次の世代に繋げる使命、と考えてきた。その都度社会におもどしすることを「恩返しする」といい続けてきたが、御恩をいただいた方にお返しするのではなく社会にお返しするものなのだから、恩送りはとてもすっきりする言葉だ。これからは恩送りと使おう。

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