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Eurobike 2019 - eBikeの流れ

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世界の自転車関連企業が集まる一大イベント

Eurobikeの視察に行ってきました。ドイツのFriedrichshafenというボーデン湖畔の小さな街で開かれる世界最大級の自転車見本市です。定点観測ということと、ここに来れば世界中のパートナーとまとめて会うことができるので、この場所でコミュニケーション不足を埋めていく感じです。また、日本に投入されていない車体や部品などを実際に見たり乗ったりすることもできるので、世界のトレンドがどうなっているかをキャッチアップする目的もあります。

新製品の話などは専門のメディアの皆さんがたくさん書かれるのでここでは私なりの印象を整理します。

eBikeの比率がまた上がった

昨年に続きeBikeの流れが展示内容にも現れており、今年は私の感覚では車体だけでみるとeBike比率が1:1ぐらい。それぐらい目に入りました。日本のように限られたメーカーしか作っていないのと違い世界市場はBosch、Brose、Bafangなどいくらでも選択肢があり、さらに自動車部品メーカーだったZFも電動モビリティに入ってきたりと、メーカーからすると選び放題。中小規模では挙げればキリがないぐらいにユニットのメーカーはあります。

地元ドイツのCorratec の街乗りタイプ

またEUは日本のアシスト「比率」による規制ではなく速度と出力さえコントロールすればよく、認証プロセスもシンプルです。正直なところ昨年のEurobikeでは「eBikeっていうけどさ、ほんとに流れは来るんかいね」と思っていたのですが、今回Eurobikeの会場に行く前にドイツの街を歩いていたところ、それぞれの街で正直意外なほど街中でのeBike比率が上がりました。中心価格帯は日本円で25-40万円ぐらいで決して安くはないものの、もともとヨーロッパは自転車が日本と比べて相対的に安く売っているものでもなく、めちゃくちゃ高いというわけではなくなりつつあります。例えばBoschのCX(Performance Line CX)あたりを積んでいても完成車で2500EURぐらいでいくらでも選択肢があり、手が届く範囲にきています。

ダウンチューブにバッテリーを組み込むインフレームのデザインにするタイプはさらに増えました。バッテリーがごつっと出っ張っているのではなく、フレームの中に一体化するデザインにという流れで、これはそもそもユニットメーカーの標準ラインナップがそうしたデザインに対応できようになってきていることでフレームの設計もあわせやすくなっています。

一方で、バッテリーを積むことがここまで一般化できれば、もう次はあらゆるIoTまわりのソフト・ハードが自転車にもっと近づけるようになるわけで、これは楽しみで仕方がありません。

ディスクブレーキの流れ

一部の実用車を除けばもうかなりの割合がディスクです。海外ブランドがほぼ日本向けにリム用にあわせてやっているという話はあちこちから聞こえてきますが(ま、正確には、そのOEM元の工場が両方作るうちは多くのブランドではまだ作れる。工場は量と部品さえあれば作ってくれるし。)、日本の比率と世界の比率はここでも違います。レースのregulationなども早いテンポで揃ってきてる一方で、不安なのは日本の自転車屋さんはディスクになったときにどうなるんだろう、と。触ることはある程度すぐにできるようになるにしても、経験をためておくべきところでもあり、食わず嫌いだとまでは言わないですが不安です。

なんでこんなに不便なのに来るのか

前のentryにも書いたように会場のある Friedrichshafen は本当に不便。。つら。。何十年も続くイベントとして定例化しているし、あえて都会から離れた場所でやることも悪くないとは思いますが、そもそもたどり着くまでも大変。Zurichから鉄道+船で来るか、ドイツ国内で乗り継ぐか。

さらに、せめて、せめてLufthansaがFrankfurtからのフライトをでかい飛行機に変えてくれるだけでどれぐらいの人が楽になるだろうと...。泊まる場所も少なく、会場と周辺のアクセスはとにかく悪く、会場のランチ場所も足りず、それでもみんな頑張って来ています。少しずつ規模は小さくなっているとはいえ、それでもまだ世界有数の展示会。ほんと不思議。

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