プライベート

頚椎椎間板ヘルニアだとわかるまで

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冒頭から話しはそれますが、新しい病院や薬局にいくと病歴・既往症を書く必要があります。最近はデジタル問診票なるものがあらわれ事前にスマホで打てば済むのもありますが、問診票はこの時代にも関わらず紙が多用されています。「手術を受けたことがありますか」→「はい」としたらその次には受けたものを書くように促されると、そこにある記入欄はせいぜい2つか3つ。私には足りませぬ。

そのうえ、病名というものはたいてい漢字が難しい。事前にラベル印刷して持っておいて、ぺたっと貼ってしまいたくなります。だめでしょうか。

きっとお医者さんはこれを見てから診察をしてくださっているのだろうと信じていますが、残念ながらあまり既往歴を見ていただいたと感じることはありません。しかし、以前のポストに書いた頚椎椎間板ヘルニアでの主治医の先生は、いつぶりでしょう、過去の情報に触れながら話しに入ってくださいました。小さなことではあっても、これだけで印象が良いところからはじまったのです。(もちろん、直接関係することがない症状ならば触れられることがないでしょうから、一概には言えません。)

さて今回は、頚椎椎間板ヘルニアだと分かるまでに至る道のりを残しておきます。

もう何年経ったかわかりませんが、コロナ禍の途中から、腕がピリピリ痛みようになりました。神経に沿って、ときには強い痛みを感じました。

それから遡ることさらに10年ほど前、シンガポール出張からの帰国のフライトの機内で、お尻のあたりの激痛に襲われました。チクチクするなぁと思いながら出張していたら、帰りのフライトでシートに座っているのも耐えられないぐらいに。片側のお尻を浮かせながら半泣きでした。日本に着いて、とにかくこれは何の痛みなのだと焦り、私たちがいつも通り過ぎるだけの検疫カウンターで申し出ます。すぐに空港検疫所のお医者さんに見ていただいたところ、帯状疱疹ではないかと気づいていただきました。翌日皮膚科に向かい、診断がそのとおり確定しましたが、体のほかの部分にも痛みは拡がっていました。

その後、また年単位でしばらく経ってから、また同じような症状と皮膚の所見が出ます。とにかく、とにかく、とにかく痛いのです。ところが以前かかった皮膚科が休診日で行けず、しかし翌日まで待てる気力もありません。皮膚科ならどちらでもきっとみて頂けるだろうと『美容皮膚科』に飛び込みました。美容皮膚科に入ったのは人生その一度きりですが、壁もフロアも何もかも白いんだということだけ覚えています。なんでここにきた感と場違いの空気は多少感じましたが、「再発」だとおっしゃられました。

帯状疱疹の再発は珍しいものの、ないわけでもありません。感覚的には、年賀状のくじで下二桁が当たるよりは高いぐらいでしょうか。ただし、近年は再発率が上がっているという報告もあります。
*新澤みどり(2026), 皮膚科診療所からみた帯状疱疹の再発例について:8年間の前向き調査の結果から, 皮膚病診療48巻5号

そして、上に書いたようにここ数年の腕の痛みが出るようになったのです。ただし、両側でした。帯状疱疹の激痛ではありません。市販の鎮痛剤で抑えられる程度ではありました。

出てはまた忘れたころぐらいに痛むということを繰り返していたためあるとき皮膚科の先生にみていただいたところ、「両側」「痛みの度合い」「皮膚の所見」からしてこれは帯状疱疹は否定するけれどもとりあえず乾燥を抑える塗り薬でと、様子を見る結果になりました。今思えば、この両側に出ている症状がポイントでした。ここ試験に出ます。


 
ここで、本当に良い流れがありました。風邪の症状でもなく繰り返し頭痛が現れるようになり、脳のこととなるとやや不安もあったので脳外科で開業されている先生のところへ行ったところ、その日にMRIを撮っていただきました。MRIをお願いしようとすると予約でかなり先になるのが多くの大病院でありますが、すぐにお願いできたことは幸運でした。診察室にあらためて通していただき写真を一緒にみせていただくと、脳はきれいだけれども「首が」と言われ、件のヘルニアを示されたのです。手術の適用になるかは分からないが紹介状を書くからすぐにいってみなさいとすすめていただきました。

このMRIを撮らなければ、『よくわからない頭痛』、『よくわからない腕の痛み』、を鎮痛剤などで対処するだけだったでしょう。そして、その頃には腕の痛みやしびれの範囲が拡がりはじめていました。この脳外科のお医者さんからは、まずは首を大きく動かすことを避けるためにカラーをつけたほうがいいと言われたのですがあまりにも目立つとおもい一度は断ります。ただ、しばらくしてカラーは付けることになりました。

PCを見るためにやや下を向く姿勢は厳しくなり、スマホを見るために下に首が曲がる動作もつらくなりました。外食したとき、テーブルの位置が低いと、食事を口にするために首を曲げるのでこれも食事が終わる頃には肩から腕までが終わっていました。そして足にも症状が出ていました。階段で危ないと思う場面が出てきたのです。TUBCのカメラ撮影もカラーを付けながらしていました。

どこにでも紹介状を書くよとおっしゃっていただいたので、厚労省のDPCのデータで病院を絞り込み、そこにいらっしゃる先生のご経歴や専門を調べ、ということを繰り返した結果、さらに次の素晴らしい出会いに繋がるのです。

今日はここまで。今度は、術後の状況をまとめてみたいと思います。また明日もよい一日になりますように。

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