JALの国際線でWiFi機材にあたりたい – 767と787の場合。

一往復だけ767が投入された結果

日本航空(JAL)の羽田-北京便のうちJL025/020が787-8から767に置き換わってはや1ヶ月半。正確には7月15日あたりからちょこちょこと767が入り始め、8月1日からは767だけになりました。朝に羽田を出て夕方に北京を出てくるJL021/JL022は引き続き787が飛んでいます。いわゆる夏ダイヤ・冬ダイヤというタイミングだけでなく、機材繰りや需要によって機材はちょこちょこと変わっています。

JALの国際線用の767すべてではなく投入されている機材によるのですが、北京便にアサインされているシップ(A41かA43のconfigでくると非搭載)ではWiFiがありません。ここしばらくは787でもWiFiサービス対象機材がアサインされることが多く(E11のconfigがアサイン)、羽田-北京の往復の上空で集中して仕事ができる環境があり助かっていました。が、JL025/020が767になってふと、「上空で仕事できない」と。

上空でどのように過ごすか

人間、新しいものが得られるときにはよいのですが、あったものがなくなる方への適応能力は低いものです。日本-中国移動でCAやCZ、もしくは海南航空などに乗るときにはタブレットに本と雑誌を突っ込んで読むことにしていますが、JAL便/ANA便となると期待値が自然に高くなってしまい、このように「WiFiがない機材」になった瞬間にフリーズ。

人は上空で、仕事をするという以外には、寝る・読書をする・ビデオ/映画を見る・ゲームをする・誰かと話す(誰かがいれば)・おいしいご飯を食べる(ビジネスクラス以上ならば)などの選択肢があると思います。このうち、寝ること、ビデオ/映画を見ることは、昼間移動の場合、頭が仕事脳からリセットされてしまうので私はどうしてもイヤで避けています。ゲームもいまどき通信しないと何もできません。

さらに、ワタクシ、機内で誰かと話すのはとても苦手なので(静かにしておいてほしい)、出張が重なりそうな人が社内にいる場合でも「同じフライトに乗ってもいいけど(本当はイヤ)シートを離しておいてねー」ということにしています。

だととすると残るは自然に「読書をする」ということになりますが、タブレットにちょうどよい本が入っていなかったり、ダウンロードが不完全だったりすると悲しいことに。最近は紙の単行本を買うこともないですし…。JALの機内誌では浅田次郎の連載、ANAの機内誌ではお弁当のコラム。これしか「読みたい」ものがないのもまた本音。

そう、乗りなれた路線になればなるほど慣れは禁物。時間を効率的に使いたいのであれば搭乗前に事前確認と準備をしましょう。

中国の上空でもFacebook/Twitterにつながる

なお、日本-中国便でWiFiがことさら有難いのは、上空のインターネットは国際ローミングですので、たとえ中国の領空であっても、いわゆるGreat Firewallの影響を受けないこと。日本からならば着陸ぎりぎりまでFacebook Messengerやtwitterが使えます。外の方とのやり取りに意外とFacebookが多いのです。

ところで、大連の上空あたりで衛星の電波が途絶えるのは、あのあたりで衛星のカバレッジエリアの空白があるのか、何かしらハンドオーバーが途切れるタイミングがあるのでしょうか。どなたかご存知であれば教えてください。一度衛星のカバレッジを調べていたのですがよくわかりませんでした。このあと数年でさらに上空の衛星は増えるようですので楽しみにしています。

冬ダイヤで羽田-北京便はまたすべて787になるよ

ここまで書いておいてなんですが、JL20/JL25は冬ダイヤ(10月29日から)で787-8に戻ることに、またNRT-PEKのJL860/869は737-800から767になる予定です。

もちろん787-8のすべてがWiFiサービス対象機材ではなく、シップによります(確かあとE01で6機ぐらいが未対応。E11のコンフィグでシートマップが出ていれば対応です。E01だと一部が未対応なのでレジで調べましょう。)。

それでは最後にまとめ

ここまでの話を箇条書きで書くと、このような感じです。

  • JALの787-8の場合、シートマップを見てE11のConfig の場合には全機がWiFi対応。なおJALは787-8は国際線にしか投入されていない。
  • E11なのかE01なのかの判断をしたい場合には、オンラインチェックインか予約のシートマップの画面を見て、JALの機内座席配置のページと見比べればよい。2017年9月現在、プレミアムエコノミー用のシートがあるかないかで簡単に判別でき、あればE11。
  • E01の中で未対応機材はおそらく6機。JA822J、JA825J、JA826J、JA829J、JA830J、JA834J。飛ぶ前にどのシップがアサインされるかは色々な調べ方があるが、例えば Flightradar24のデータ検索ページで「Search for flight」に便名を入れると、当日の予定機材が()の中に書いてある。試しにここにJL22と入れてみると、ここしばらくはJA841Jが張り付いていることがわかる。(2017.9.15執筆時点)
  • JALの767の場合、A41とA43のconfigの計7機がWiFi非搭載。これも比較的見分け方は簡単で、767の機内座席配置を見ればわかる。なお、通常は国内線を飛んでいるA25とA27が国際線で飛ぶ場合、国内線用のWiFiサービスにしか対応していないため、国際線区間ではWiFiサービスは提供されない。同じく座席配置をみればわかる。
  • ざっくりとならば SeatGuruで調べるのでもいい。(ただしシップチェンジにまでは対応していないことがある)

中国の空港で飛行機が遅れたときに見るべきアプリ

今日も遅れる北京空港

ただいま、中国は北京空港にいます。今日は東京-北京の日帰り出張です。中国時間17:10出発予定のフライトですが、これを書いているのが18:45。ゲート前で出発時刻の予定は分からないまま待ちぼうけです。5分くらい前にはじめて「遅れるよん」というアナウンスがありました。

中国の空港での大遅延は決して珍しいことではありません。遅れるときにはうんと遅れます。私の今まで最高記録は国内線で9時間遅延。午後3時台のフライトが深夜0時近くになって飛び、しかも途中で欠航とシップチェンジを繰り返したことによって座席がぐちゃぐちゃになり、とりあえず乗る人乗って、みたいな感じ。いっそ欠航にしてくれたほうが幸せだったかも。

北京-上海間だと、2時間ぐらいの遅延になると新幹線(高鉄)移動の方が早くなりますし、そもそも場所によっては高鉄に軍配。高鉄は時間が読めるので1-2時間ぐらいの差ならばよいという人だと、こんなストレスに耐えるよりは高鉄です。でも私、飛行機好きなんで。

怒り始めたらご飯の時間

怒る人が出てくるのも恒例。でもゲートのスタッフにとっては怒られてもどうしようもありません。彼ら彼女たちも慣れているのである程度は聞き流していますが、そのうちまじめに喧嘩になることも。お腹が減るとダメだってことなのか、ある程度の規模の空港だと(=ケータリング施設があるところに限られてる)弁当が配られるというのもオペレーションが出来上がっています。そう書いている最中に、盛り上がってまいりましたよゲートで。

カウンターでの様子

ゲート前で盛り上がりはじめる人たち。でもまだこれぐらいは序の口。

もともとこの便が遅れそうだとは全く思っておらず(前便は青島空港から北京空港へほぼ予定通り到着していた。これがそもそも遅れていると「始まる前に終わり」で諦めの境地に。)、気持ちよくゲートに行ったところ、同じバス用ゲートを使う前便が3時間近く遅れていてごった返し。この時点で搭乗時刻がずれ込むのは確定です。チーン(1回目)。

中国でフライト情報を得るアプリは飞常准がおすすめ

さて、中国においてフライトの情報、それも遅延や出発順序だけでなくシップのレジ、そのシップが今日一日どう飛んできているのか、などを簡単に把握できるアプリに飞常准(飛常準)があります。中国で飛行機を多用する人のほとんどはこれを入れているのではないかと思うぐらいによく使われています。実はリリースされてから年数が相当たつのでいまさら紹介するというのもありますが、これから中国に来る人にはお勧めです。携帯電話番号の認証を通しておくと機能が多く使えるようになります。

飞常准

空港にいて遅延のアナウンスが丁寧に流れるという期待は無理。私の目の前で並んでいた日本人の方からは、「この空港、WiFi飛んでいないですよね」と聞かれましたが、情報入手の手段が外国人だとさらに限られていったいどうなっていることやら、と。なお北京空港には旅客用のゲストWiFiは飛んでいますが、まともにIPアドレスが割り当ててこられなかったり干渉がひどかったりで最近はとんと使ったことがありません。

話しを戻して、飞常准の細かいデータには色々と突っ込みどころもあるものの、ありがたいのは、「予定時刻と実際に飛んでいった/着陸した時刻」との乖離。これを見れば、どれぐらい行列があるのか、つまり離陸/着陸待ちで詰まっているかがわかります。したの画像を見ていただくと分かるとおり、もうこの数時間、つまりまくりです。

飞常准で見る、時間ごとの予定と実際の差

飞常准で見る、時間ごとの予定と実際の差

ただし遅延時間の予測はあまりあてにならない

航空会社が出す情報を拾っている様子がある場面もあるのですが、例えば私がこれから乗る予定の便の時間の遅延予測は恐らく何らかのアルゴリズムで飞常准が自らはじき出していそうです。単に前に詰まっている便数と平均離陸間隔時間をとっているのでしょうか、よってこれは「遅れる」ということの把握だけに使われることをおすすめします。もちろん、これを書いてるのが18:45といいましたが、既に過ぎています。チーン(2回目)

飞常准で見る遅延情報のキャプチャ

飞常准で見る遅延情報。アナウンスがないので少しは気休めになる。

それにそもそも18:00前の時点で離陸待ちが50便ぐらいいましたから、北京の管制事情を考えばどう考えてもさばけるわけがありません! さらに、1時間ほど前にrunway changeでみんな南向きから北向きにえいやーっと回されていまして、上でholdかかってたのも含めて北京の南のほうに皆さん移動されてました。大変だ…。

そう書いてたら、次のプーケット行きの便が先に搭乗開始です。。

19:10のプーケット行きの搭乗開始。。

19:10のプーケット行きの搭乗開始。。

いつ乗れるかなぁ。チーン(3回目)

中国の空港等級 – 聯合航空で大連から南苑へ

初めての南苑空港

サマーダボスが終わり、木曜日夜に大連から北京に飛んできました。

今回のDestinationは、北京は北京でも初の「南苑」(北京南苑空港, ZBNY/NAY)。北京市内の北東部にある首都国際空港と違って市内中心部からみて南にある軍民共用の大変コンパクトな空港です。同じく南側にある大興区に新しい第二国際空港が建設中ですが、大興が出来ると南苑は民間用途はなくなる見込みです(大興は2018年に開港見込みでしたが、2019年7月が現在の予定です。そして閉鎖される可能性が従来は示唆されてましたが、どうも軍用で残すことになりそうです)。

その南苑、ベースにしているのは中国聨合航空(联航)だけで、737を中心に飛ばしています。人民解放軍が母体ですが、その後中国東方航空の100%子会社になり今はいわゆるLCC的な位置づけに。ミールやドリンクは全て有料ですが、その分チケットはお安く、本音をいえば中国の国内線で提供されるミールはあまり美味しいと私は感じられませんので、削られて安くなるならば喜んでです。

コンパクトで使いやすい

昨日は大連21:20発の予定が前便、前々便からの玉突きで1時間ぐらいの遅れ。

搭乗口の前の様子。遅れはじめると怒り出す人もいるが幸いにしてこの便は平和に。

離陸さえすれば真っ直ぐ渤海を西に進み天津あたりで方角を変えるだけ、そして大して混んでいる航路・時間帯でもありません。ブロックタイムが1時間20分だった分、定刻からは30分ぐらいの遅れですみました。

CAACの航路図より北京-大連あたりの航路

南苑空港にはPBBはなくターミナルからそのまま降りる搭乗口がありますが、このフライトでは沖止め。バスでターミナルビルに降ろされた後、数十メートル先にはバゲージクレーム。バゲージクレームは2レーンあり、もうその5メートル先は出口。出たら50メートルぐらいでタクシー乗り場。普段の首都国際空港、特にT3(ターミナル3)と比べると、なんともまぁコンパクトで素晴らしい空港なこと。やや難点は公共交通機関が限られており、バスで西単や南駅などに出るかタクシーかということになります。23時を過ぎてましたがバスはありました。

北京南苑空港の様子

北京南苑空港の到着ロビー

到着ロビーから外に出た様子。右側にタクシー乗り場の列が。

着いて少し空港を見てからタクシーに乗り込んだのですが、南苑空港から東三環の三元橋エリアの宿までジャスト30分。タクシー乗り場では、近くではなく北京中心部に行く場合には別に待っている運転手さんがいるので、去哪里と聞かれたら、東三環!とか北四環!とか言って、その方面のタクシーの運転手さんを見つけていきます。

真っ直ぐ北に上がり四環をまわってきましたが、これぐらいならば首都空港でタクシー乗り場で延々と待って20分ぐらいで着くなんていうよりずっと速いかもしれません。ビバ南苑。

中国には空港等級というものがあります

ところで、中国には空港の等級というものがあります。「ああ南苑? 4Cだね!」、、、とは使いませんが、覚えておくとどれぐらいの規模の空港かが分かって「私は」便利です。皆様が便利かどうかはわかりません。

すごく簡単にいうと、滑走路の長さと、滑走路や誘導路などの設備がどれぐらいの大型機に対応しているか(翼の先端の先にさらに余裕が必要です)という二つの基準でついています。この基準は中国民用航空局(CAAC)による「民用机场飞行区技术标准」(民用空港飛行区技術標準)で定められており、下の図のようになっています。数字と漢字なので中国語が読めない方でもイメージしていだたけるのではないかと。

中国における空港の等級。これを組み合わせて「4F」「4C」などという。

4FというとA380がいける、4EというとB747-8やB747-400、A340あたりの四発機がいける、という感じでイメージしてください。実際には滑走路の長さや幅だけでどの機体が降りれるというわけではありませんが。詳しく知りたい方はCAACのこのPDF(民用空港飛行区技術標準)を見ていただくと良いです。これを見てから中国の空港に行くと空港が100倍楽しくなりますよ! (私は。)

航空需要の増加に耐えられるのか

では、どれぐらい「4F」があるかというと、香港をいれて18(香港をいれて桃園をいれないのは何も言わずにじっとしています)、そしてあと12の空港が拡張または建設中だということです。知らなかった…。

では4Eや4Cはというと、もう「4」がつく空港はありすぎて数を計算しているのが大変面倒になり、世界のWikipedia、中国の百度百科、ということで百度百科に書いてある数字をコピペします。それによると「4E级机场25个、4D级机场35个、4C级机场58个」だそうです。4Cあたりになると行ったことがある空港は僅か一つしかありません(延吉)。

2030年までには世界最大の航空市場となる中国。様々な予測が複数の角度から出ており、それぞれの数字はかけ離れいてますが、あと20年で約3000機必要だという話があったり約6000機が必要だといっていたりします(Boeingの予測など)。もっとも、大きな方向性には間違いはありません。国土の広さ、人の多さからすれば、航空機はさらに日常的に使われることになります。この10年でも十分に中国は変化しました。次の10年ではさらに劇的な変化でしょう。しかし、こうした予測をもとに考慮したとき、中国の管制システムや航路・空域、セパレーション、そもそもパイロットの数などが追いつくのかという課題が指摘されています。

大きな空港も決して嫌いではありませんが、出張で飛ぶ身としては着陸してから外に出るまでの時間の効率も重要。大興の出来に期待します。

航空特殊無線技士に合格しました

ずっと飛行機好きです

飛行機好きです。その歴史は、小学校2年生のときにアエロフロートのイリューシン62に乗ったときから。イカロスの月刊エアラインは既に20年近く読んでいると思います。この雑誌、よくぞマンネリ化せずずっと続いていると思います。インターネットでの情報収集速度が上がろうとも、特集できるネタがこれだけあるということなんでしょう(ただ、もう少しライター記事の誤字脱字が減ればいいのに…)

7-8年前から撮影にはまり、そのうち空港でエアバンドを聞くようになりました。家のベランダには(あまり目立たないように)アンテナが立っています。家でしか無線は聞けないのがガマンができなくなり、防災用というつもりで会社に無線機を置いたら「なんかうるさい」とよく言われております。いや、でも3.11の時には本当にこの無線機があったおかげで上空の状況が分かりました。今でもこのときの羽田のタワーなどの録音データはずっと持っています。

航空特殊無線技士に合格しました

先日、航空特殊無線技士(航空特)の試験を受けてきました。法規は陸上特殊無線技士のベースと近く、法規の勉強は比較的スラスラでしたが、まともに中学・高校にいっていないワタクシには(電気)工学の基礎が全くありませんので、こっちが大問題。問題集一冊買ってニラメッコしたのですが、さっぱり頭に入りません。

実技のフォネティックコードを覚えるのはエアバンドを聞き流していればあまり苦ではないレベルです。ただ、受話の方は(1)スピードが思ったより速い。(2)前半はいいものの、後半は集中力が途切れてしまう。 (3)どこまで書いたかよく分からなくなってくる。 というところが壁でしょうか。途中、二文字ぐらい飛びました。発話は落ち着けば大丈夫です。

前日におさらいとして、適当な英文が書いてあるWebページをひたすらフォネティックコードで読み上げるのを20分ぐらいやって復習しました。

試験は無事に受かりました。免許証の申請をしたので届くのが楽しみです。航空特を持っていても自家用パイロットなどになろうということが無い限り今のところすぐに使い道はありません。いつか将来使える日が来たらいいな、と。

日帰り北京や深夜便移動

事情が変わった日中間の深夜便

2015年に書いた「上海から日本への深夜移動の巻」は、その後上海や北京からの深夜便フライトが続々と追加されたためにこの手段を使う必要はなくなり、上海からであればピーチやANAの深夜便、北京からであれば海南航空の最終便が「夜に移動できるフライト」の世の定番になりつつあります。(定番とはいえそれをいつも利用する予定を組むのはイヤですが)

羽田には深夜になると天津からのOKAIR、上海からの上海航空、春秋航空、そして朝方にはNH968という、最近お世話になることが多い深夜便が同じく上海から帰ってきます。

もっとも、いつの間にか南京発静岡行きのフライトは、南京発7時20分は変わりませんが色々と変わっていました。まず週2便から1便に、さらに静岡着が以前の10時40分ではなく11時40分になり、しかもどうやら今後のダイヤでは8時55分発12時40分着、というさらに後ろ倒しの設定だそう。こうなると、これにお世話に成る日は来なさそうです。

日帰りの利便性。

いずれにしても、日帰り北京、日帰り上海という予定が以前と比べて実現性が高くなりました。日帰りはどのエアラインも高めの航空券しかありませんが、予定が詰まっていれば仕方なきもの。

いつかはこれがあるだろうと思っていた中、今まで日帰り台北、日帰り台南(台北乗り継ぎで飛行機でいけた時代)、日帰りソウル、までは経験していましたが、今回新たに日帰り北京が加わりました。なにも嬉しくはありません。

日帰りと深夜便

ますば日帰り。朝は羽田から北京。今回はこれがシップチェンジで2時間以上遅れ出鼻くじかれ、帰りは北京から羽田の海南航空。預託手荷物なし、ABTC、最近北京で列が並ぶようになった税関は「ごめんごめん無いからスルー」でほぼ歩きを止めることなく出ることができ実質降機から15分。往路のdelayさえなければ実質6時間ぐらいは北京にいられます。

北京からの帰りは、CA183(21:30羽田着)かHU7919(01:00+1羽田着)が遅めでですが、HU7919はdailyではないのと、CA183は17:20北京発なので実質市内には14時半頃までしかいられません。つまり日帰り北京を実現しようとするとHU7919でないとほぼ意味がないのです。

そしてもう一つ。上海経由で日本へ飛ぶ方法。これだと機内にいる間に朝になります。。

もともとはCA183で帰ろうとしましたが会議が長引いてしまい、しかもHU7919が満席(ビジネスまで…)で、代替案としてCA1883(20:20PEK-22:30PVG)で上海に飛び、NH968で羽田に飛ぶ方法。夕方の北京空港は混むのでCA1883より後にするのはおすすめできません。一方、上海-羽田はこの時期、風も強いので浦東を上がって羽田に着くまではぴったり2時間。国内線か!、と。

オルタネート

北京を遅めに出る方法で東京に着く方法が他にないのかと言われると、台北から北京まで曜日によってCIかエバーが飛んでいまして、これでPEK-TPEをこなし、そのあと朝方のピーチ(daily)かタイガーエア台湾に乗ってくると9時前には羽田に帰ってくることができます。今回は残席なしで出来ませんでした。しかも朝9時前羽田では予定にも間に合わない。

なお、桃園の夜はかなり寂しいので(これもそういえばやった)夏も冬も、つまり春や秋でなければ決してこの移動はおすすめできません。桃園で一晩あかすとき、ベンチもあいてなくて床に横なって寝たときには「わたしゃなにしてるんだろう」と一瞬だけ考えました。

というのを機内で書いて羽田に朝5時前に着きましたので、これから帰って少しだけ寝ます。

KLMオランダ航空でのJALマイレージバンクの積算に関するメモ

同じことにあたる人もいるかもしれないので記録のために残しておきます。KLM便名(共同運航等ではなく)でチェックインしようとしたとき、自動チェックイン機の中でマイレージの積算航空会社を選択する中に「日本航空(JAL」の選択肢が出てきます。こうするとKLM便名でJMBの積算が出来るのかと期待させられてしまいます。

ただ、日本航空のWebサイトによればKLMオランダ航空は積算の対象外。
http://www.jal.co.jp/jmb/earn/travel/byflight/index.html#byflight01

不思議だなと思いながらもJMBの番号を入れ、搭乗券にはJMBの番号が入ったものが発行されました。ただ、どう考えてもKLMの便名でJMB積算が出来る話をどこでも聞いたことがなかったので早速日本航空に問い合わせのメールを送ってみました(様々なQAサイトでは正しい話も正しくない話も多く出ているので、根拠ありの話がほしいと思い)。

その返信の要点は、、

・KLMオランダ航空につきましては、JMB提携航空会社ではない
・フライトマイルを積算することはできません。

とのこと! KLMには早速問い合わせのメールをいれてみました。
皆さん、お気をつけくださいまし。(私だけ!?)

大西洋上空からWi-Fi接続

今、大西洋上空でこのblogを書いています。KLMでアムステルダムからリオデジャネイロに向けて11時間のフライト中です。

KLM705便でアムステルダムからリオに飛んでいる最中です

KLM705便でアムステルダムからリオに飛んでいる最中です

日本の国内線ではJAL/ANAでは次々と主要機材から完備されつつある感がしますが、同じく世界でもWi-Fiサービスが拡がっているのが助かります。特に長距離フライトは集中して仕事が出来る時間でもあるのでインターネットのコネクションはお金を払ってでも価値があります。よく以前から「IPが酸素みたいなものなので、繋がらないと苦しくて」なんて冗談いってましたが、ほんとそんな感じです。

先日の北京から羽田への787では初めてJAL便でWi-Fiサービス対応機材にあたりました。787は胴体部分の素材(炭層繊維)の関係で後から穴をあけてアンテナを取り付けるというのが従来機と比べて簡単ではありません。したがってゆっくりと改修が進んでいるようですが、たまたまなのか、ようやく中国便であたってもらえました。(シップのレジを控えようと思ったけども忘れました…)

今乗っているKLMは、Boeing 777-300ERで一機のみ、そしてBoeing 787-9では全てのシップでWi-Fiサービスに対応しているとのこと(Webサイトより)。なお、このAMS-GIG便は時に787-9ではない機材がアサインされていることもあるようです。

blog_klm

しかーし。容量をもう少し増やしてほしいです。。KLMにサービスを提供しているPanasonicのサービスでは20EUROで120Mbyte。実は最初の15分ぐらいでメールを受信したら60Mbyteぐらい使ってしまい、今は一時間すぎたあたりで残り20Mbyteぐらい。提供しているサービス会社によってお値段設定は異なるのですが、JAL便でのT-Mobileのサービスでは割引がきいて3時間で12.95USDでした。

トロントから大連への移動の後日談。

ところで、2つ前のblogのエントリーで書いたトロント-羽田-上海-大連の移動の後日談です。(「トロントから大連に移動します」)

結論、失敗しました。

トロントから羽田までは順調に飛び、羽田から先のフライトはチェックインできていないため一度荷物を引き取り日本に入国することになっています。(ついでにカナダからの荷物で一部は自宅に宅配便)

まずは羽田について荷物を受け取り、そのまま3階の出発ロビーに上がって中国東方航空のカウンターでチェックインしようとしたところ、、。

チェックインのときにカウンターでうまくいかない場合は二つに一つです。「良いことがある」。もしくは「悪いことがある」。良いことというのは大抵インボラ。つまりアップグレード。しかし今回の場合にはその可能性はなし。悪いことがある。この場合、欠航、遅延、オーバーブッキング。などなど。

カウンターに来るまでにぱっと空港内のディスプレイを見て遅延がないことを確認していましたが、なにやらグランドの方がいったりきたり。そして悲しいお知らせ。「上海の天候が悪く、機材の到着が遅れており、折り返しのフライトも遅れる可能性があります。その場合、上海から大連への乗り継ぎが1時間程度となります。」

おお、走るしかないか。(ま、よくあること)

そして続いて、「大連行きの便にお乗りいただけない可能性があるため、荷物を預けていただくことができません。お持ち込みいただけますか。」

いやー、すみません持ち込みできないサイズでして、、と足元のスーツケースに視線を落とす。(トロントからの出張の流れで)

続いて「(大連行きの便に乗れない可能性があるため)翌朝の便を仮押さえしている関係で、ここで国内便のチェックインができません。上海でチェックインをお願いできますか。」

がーんがーん。本来はスルーでバゲージもいける予定。ところが荷物を引き取り、入国し、チェックインし、なんてその時間も考慮する必要があると1時間の乗り継ぎでは自信なーし。中国の空港ですから!(ま、日本でもですね、羽田で国際-国内では80分、関空でさえ60分。それを上海で1時間とは、ははははは、無理。)

ABTCをもっているため入国はスムースにできる可能性があることは伝えましたが、乗り継ぎカウンターの列は長くなるとかなり待つのです。何か他のいい方法はないでしょうかと相談しますが、なさそうです。もっとも、翌朝の便では予定が無理。翌朝10時に大連のパートナーへ行く必要があるためにこの移動なのです。翌朝の東方航空では間に合いません。内心、そもそも今日の便が乱れていると翌朝の機材繰りも大丈夫かと不安になるところです。

いろいろと相談した結果、こうなりました。

  • グランドの方(受託しているJAL系の会社の方)の提案として、私の荷物は機内持ち込み、つまりキャビンバゲージができるように、まず東方航空の地上職員と調整。最終判断はパーサーになるが、という断りあるものの、理由を説明すれば私もこれはたぶんいけるだろうなという感触なのでそうしましょうと。
  • しかしバゲージの中に100ml以上の液体物があるので(ようは化粧品類。男なのにって?すみませんねぇ。乾燥対策です。誰もそんなこと聞いてないか。)、それはカウンターにあったダンボールに入れて預け入れ。最悪届かなくてもいい。
  • 上海で降りたらダッシュするイメージトレーニング。ゲートへのバスの手配はダメモトで聞いたけどもちろん無理。そもそも地上職員のアテンドも無理とのことなので、一人で走る算段を立てる。
  • そして、祈る。だいたいこういうときにはターンアラウンドが縮められないこともあるので期待するようにはいかないことが多い。だから祈るしかない。

さー、気持ちの準備は万端です。一応、最悪の事態に備えて東京のオフィスにお願いして「翌朝一番のフライトをおさえること(それだと間に合わないけど。東方より早いやつで。)」、「ホテルを探すこと」は頼んでおき、空港にきていたコンサルティング事業部のスタッフに会って必要な契約書にサインを済ませ、そして再度カウンターに戻り、このグランドの方と一緒にセキュリティを通過しました(そうしないと、バゲージのサイズがオーバーだといわれてしまう)。セキュリティで、航空会社からはオーソが出てます!とグランドの方が説明するが通じず。その後、出国して私一人ラウンジでちょっとだけゆっくりしておりました。

が。

が。

ラウンジでサラダを喰らうワタクシの横に先ほどのグランドの方が(ここまで来てくれたんだーというびっくりさと、サラダを口にいれようとしたところでモゴモゴすることで慌てる)。そして「お客様、今晩の上海から大連の便が欠航になりました」。

ということで、上海泊確定!

ゲートでいったん預けていた100ml以上の液体物、のダンボールをカーゴから出してもらい、スーツケースに入れて、そのスーツケースごと結局カーゴ送り。ばいばい。ちなみにそのあと、上海行きのフライト自体も出発が相当遅れ、予定より3時間遅れで浦東着。空港近くの、きっと二度と泊まる機会ないだろう(悪い意味ではなくそもそも機会がないはず)というホテルで5時間ほど過ごし、翌朝の始発で大連に飛びました。(40分ほど遅刻。皆様ごめんなさい。)

最後に。羽田のグランドの方の対応は完璧でした。必ず対案を出してくれる。持ち込みできないサイズのバゲージを見て、とっさにアイデアをだしてくれる。何が対応できて何が対応できないのか明確だからこちらも困ることはない。慌てている客を見てきちんと寄り添いながらも冷静に対応できるのは結果安心する。一緒に慌てられると結果混乱しますからね。ステキでした。この対応見習います。

天草と日中間の海底ケーブルの話。

天草エアライン(AMX) DHC8-100

天草エアライン(AMX) DHC8-100

天草に伺うきっかけ

二泊三日で天草に行ってまいりました。先に日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)主催のイベントにてパネルディスカッションでお話しする機会を頂いていたところ、知り合って約20年近い関係である野間英樹さんという方が今年天草に移住されてAma-BiZ(天草市起業創業・中小企業支援センター)のセンター長に就かれておられ、講演会をとお声掛けいただきました。東京から天草に移住するというすごい決断を逆に私も聞いてみたいという思いもあり、一昨日の夜に講演会、昨日はJAIPA、と重ねてお話ししてまいりました。

さて、天草の観光案内のようなことは「ググって」いただくとして、先にひとつ結論。天草が大変好きになりました。やられました(^^)

天草のイメージは、天草・島原の乱、隠れキリシタン、崎津教会など古くからある教会、そして天草エアライン(!) という僅かなものしか持ち合わせていませんでしたが、いやいやとにかく天草の方はステキな人ばかりだし、自然に本当に恵まれているし、なにより私は海鮮好きなのですが、これがまたとにかく恵まれているし!!!

一方、会社では「天草エアラインに乗りたいんでしょう」なんて声をたくさんかけられるものですから「いやいやJAIPAとAma-BiZの機会を頂いたんだよ(^^)!」と口にはしていたものの、、、、

 
 
 

すみません、帰ってきたので言いますが、「退役になるDHC8-100に今のうちに乗れる機会があるなんてなんとシアワセなことか!」と思いながら出張させていただきました(うふふ)。いいですか。もうすぐATR42に置き換わってしまうのです。日本ではこことRACでしか乗れません。特に最前方にある対面シート(R側の2席が後ろ向きになっている)はマニアにはタマりません。

その、天草エアライン。新機種(ATRが既に来ています)導入のための慣熟訓練中とのことで福岡-天草の一日2便のみに減便されており、陸路(バス)で熊本から入る以外では朝と夕方の福岡便を使うしかありません。が、福岡から天草までは飛べば35分。東京からは数時間で着く距離にあるのです。今日も天草を上がって大牟田のあたりまで真っ直ぐ飛ぶと(福岡空港へのアプローチがRunway 16のため、一度海に出るので時間がかかっているように思いますが)、実際には離陸から20分ぐらいで福岡空港が見えていました。ちなみに、コックピットから着陸時の電波高度計による自動音声が客室全てに聞こえるぐらい、コックピットと客室は近い距離感です^^

天草・苓北にあった海底ケーブルの陸揚局

そしてもう一つ。天草の苓北という場所には、昔、KDDの海底線中継所(陸揚局)があったということを前述の野間さんとの会話で知りました。調べてみると、なんと日中国交正常化に伴って上海の南汇との間に敷設されたケーブルのためだったとのこと。1974年ごろから計画され、1976年に工事が始まっていたようです。さらにこの当時の雰囲気がリアルに伝わってくる資料(KDDで海底ケーブルに長く携わっておられた亀田さんというエンジニアの方のメモ)が京都大学地域研究総合情報センターから公開されており、インターネットで見ることができます。300ページを超えるメモですから読みきれてはいませんが、これは一度時間つくって読みたいと思います。

亀田治メモランダム – 京都大学地域研究統合情報センター

なんと天草で日中関係に触れるとは思いませんでしたが、とにもかくにも再訪できる機会があることを願い、先ほど帰京したところです。

クレームへの対応から学んでみる

味噌汁の香りがするコーヒー?

このような出来事がありました。日系の国際線でコーヒーをお願いしたところ、どうも薄く味噌汁の香りがするのです。「コーヒーと味噌汁の香りは近いのか、いやそうではないはず」「たまたま豆の香りが味噌汁の香りに近いものなのか、いや、今までもそう思ったことは無い」「冷めたからか?」「そもそも今日の自分の鼻がおかしいのか、、、」と、3分ぐらい悩みました。そして、色々と仮説を考えてみたのです。味噌汁とコーヒーのポットが同じ? そうだったとしてもさすがに香りは残らないぐらいに洗っているだろう、などと。

迷った末に、代わりをお願いすることにした

結論、とにかくコーヒーが欲しかったので、伝えることにしました。歩いてきたCAの方にお願いし、「すみません、このコーヒー、味噌汁の香りがするような気がして、気のせいかもしれませんがもう一杯いただけますか」と話したところ、すぐに新しいコーヒーを頂きました。そして、この入れなおしていただいたコーヒーからは味噌汁の香りはしませんでした。

お詫びに来られる

この後です。まずすぐに一人、別のCAの方(恐らくはリードキャビンアテンダント)が来られて説明とお詫びに来られました。そして、ポットから注がせて頂いたコーヒーでしたか? などいくつかの質問が。こちらも個人的な興味では、コーヒーと味噌汁を同じポットを使うことがあり得るのかどうか知りたかったのですが、これは言い方によっては「機内でクレームを言っている嫌な人」になる気がして、新たにいれていただいたコーヒーは大丈夫でした、ありがとうございました、とだけ伝えました。ことが大きくなるのは好きではないので、出来るだけ短く話そうとしました。

その後に起きた出来事

するとさらに15分後。この便のチーフキャビンアテンダントと思われる方が温かいコーヒーを持ってさらに来られ、丁寧なお詫びを伝えて頂きました。ただ正直なところ、既に代えていただいたコーヒーをいただいていたのでもういいな、と思ったわけです。とはいえせっかくなのでと頂いたところ、飲んでみてわかりました。恐らくはビジネスクラス用のコーヒーです。でもそのようには言われませんでした。周りもいますし、私がそこまで求めているわけではない、ということもあったでしょう。

ここから学んだこととは

この一連の流れで逆に私が学んだことは、いくつかあります。ある程度はマニュアルとして整備されているような気もしますが、大変勉強になりました。

  • 情報は、すぐに共有する。そして、内容だけでなく、どのような言い方だったのかを適切に共有する。
  • 一回目のお詫び、説明は出来るだけ早いほうがいい。
  • 最終的な責任者がこのことを認識している、ということを伝える。 – 今回の場合、クラスの責任者だけでなく、フライトの責任者が来られたことでそれが伝わりました。ものの1分もかからないことですから、出来るならばした方が良いわけです。
  • 満足を得るために工夫する。 – 実は、最初は「なぜ15分後だったのだろう」と思いました。後で気づいたことは、この間隔によって、取り替えて頂いた1杯目のコーヒーは飲み終わっています(そこまでの工夫かどうかは本当のところは分かりません)。しかし仮にすぐに来られていたら、2杯目の効果はなかったでしょう。

深読みしすぎでしょうか。でも、深読みした時にも矛盾の無いことは、結果的にズレていない話のようにも思います。