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ABTCと「双十一」

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北京にいます。昨日は晴天でしたが、今日はどんよりとした曇り。気温もだいぶ下がり、朝晩は5度以下になることも。オフィスはあと二週間ぐらい暖房が入りませんので、夕方冷え込んでくるとコートや上着をきて仕事をしています。今朝は、北京工体という体育館のまわりをランニングして体を温めてきました。

昨日は社内で、北京のスタッフ向けの講話。毎回テーマを変えて一時間半ほど話しています。会社の理念、クララオンラインの社員としての仕事に対する姿勢といった話もしますし、営業のこと、技術のことも話します。東京と北京とを行ったり来たりして仕事する中で、拠点や国籍関係なく、クララオンラインの社員が共通して持ってもらいたい仕事への情熱や姿勢は、直接話すしかないと思っています。飲み会や食事会を開いて話すのももちろん良いと思いますが、全員に向かって思いを伝えることもまた大切なことだと思ってやり続けています。

「双十一」、つまり11月11日の独身の日のことを言います。毎年、この日は各ECサイトがかなりのプロモーションをして大規模なセールをします。今日の朝のこちらの株式情報のテレビ番組では、今年の「双十一」での各EC企業の動向予想について長い時間をさいて特集していました。

最近、ABTC(APECビジネス・トラベル・カード)の申請がおりました。これはAPEC加盟国間でのビジネス関係者の域内移動を容易にするための手続きです。日本国籍の場合には多くの国でビザ免除があるのでメリットの実感は低いかもしれませんが、各国の主要空港には出入国審査に専用レーンが設けられており、長蛇の列で「出発時刻に間に合わない!」といった時には大変助かります。各国共に積極的な広報はしていないようですが、日本においては開始から既に10年運用されている制度で、日本国籍の方に対しては日本の外務省のWebサイトに手続き内容が公開されています。日本とアジアで事業を展開している企業の場合、いくつかある申請要件のうち投資金額のハードルについてもほぼ超えている(取引が1億円以上、もしくは投資が5千万円以上)のが現実だと思います。

中国においては、北京空港と上海浦東空港にABTC専用のレーンが設置されています。(日本から第三ターミナルに到着された場合、入国レーンの一番右にある低い机のカウンターです) ほぼ待ち時間はありません。決して空港の出入国の審査手続きが変わるわけではありませんが、日本とAPEC加盟国内でビジネスをされている方にとっては申請を検討されても良いのではないでしょうか。

ちなみに、私の経験では、良く行く国に申請対象国は絞ったほうが審査は早く終わると思います。(一国だけ申請がおりてきませんでしたが、その国でのビジネスの可能性は今のところないので、結局その国の申請は諦めました)

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